其ノ三
サンドイッチのキホンのキ(前編)

 皆さん、こんにちは、「和尚」こと長井隆二です。だんだんと寒さも緩み春の足音も聞こえて来ましたね。 今回は新生活・行楽のシーズンにさきがけ、何かと役立つサンドイッチの基本についてお話したいと思います。 既にご存じの方は退屈な話になるかとは思いますが、どうかご容赦下さい。

さて、サンドイッチといえば、「手間がかかる」「上手く作れない」と言ったお話を耳にする事もあります。 確かにトーストして食べる事に比べたら手間には違いありませんが、一手間加えるだけで食生活がとても豊かになる事も事実です。これまであまりサンドイッチを作られた事がないという方もこれを機に是非、当店の食パンで是非お試し下さい。 きっと驚かれると思いますよ。

キホンのキ①『何を、いつ食べたいのか?』

 まず、最初に考えるのは、何を食べたいか。つまり、「具材」です。肉類? それとも、野菜でしょうか。そして、どれくらいの量を食べたいのかも考えておきましょう。 次に、いつ食べたいのかを考えてみてください。昼食なのか? おやつなのか? はたまたお酒のおつまみでしょうか。 なぜ? と思われる方もいらっしゃると思いますが、とても重要です。ここを押さえておくと、最初に完成形がイメージ出来るので、より完成度が高まるのです。

キホンのキ②『パンの厚さは?』

 具材の次はパンの厚みを決めましょう。はさむ具材やソース、食べる目的でパンの厚みを変えるのは、皆さんご存じでしょうか? 某ホテルで提供されるサンドイッチのほとんどは、具材や目的で厚みが異なります。ランチタイムのメニューなら少し厚めの8枚切り、お昼すぎの軽食ならば10枚切り、お酒のおつまみなら12枚切りといった具合でしょうか。 とはいえ、いちいちパンの厚みを変えてサンドイッチを作るのはかなり面倒です。 なので、ここでは8枚切りと12枚切りを押さえておけばよいと思います。

ちなみに、厚みの決め手はこんな感じです。 『薄いパン』…具材との一体感を求める場合や、軽めに仕上げたい場合などに使用する。 『厚みがあるパン』…ボリュームを出したい場合や、インパクトを求める場合に使用する。

キホンのキ③『パンをトーストする?』

 具材との一体感を求める場合には、トーストは避けた方が無難です。 とはいえ、トーストした時の香ばしさも捨てがたいですよね。 そこで、どうしてもパンを焼きたい場合には片面のみ(具材と接する面はトーストしない)にすると具材とパンがマッチしながら、香ばしさを楽しめます。 また、具材との一体感よりも香ばしさやサクサクした食感を求める場合や、軽い仕上がりを求める場合には両面をトーストすると良いでしょう。

さて、盛り上がってきたところですが、今回はここまでとさせて頂きます。 少しは皆さんのお役に立てましたでしょうか?それではまた次回、後編でお会いしましょう。

其ノ二
トーストあれこれ『名古屋編』

 こんにちは、「和尚」こと長井隆二です。まだまだ寒い日が続きますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?こんな日は当店の食パンと暖かい飲み物で、 ホッコリされてはいかがでしょうか。

さて、今回は「トーストのあれこれ」と銘打ってお話ししていきたいと思います。 お客様から「美味しい食べ方は?」と聞かれた際には、当店の4㎝厚切りトースト+冷たいバターをおススメしていますが、もっと他の食べ方が知りたいといったお客様も大勢いらっしゃいます。

そこで、今回は私が実際に試したアレンジレシピを紹介していきたいと思います。 アレンジのテーマは「名古屋トースト」です。どうぞ、お付き合いください。

皆さんもご存じだと思いますが、名古屋といえば味噌カツやエビフライなど、美味しいものが沢山ありますが、「小倉トースト」も有名です。

小倉トーストは、名古屋の喫茶店文化を象徴するものと言っても過言ではないと私は思います。小倉トーストの定番といえば、トーストしたパンにバターとあんこをトッピングしたものですよね。 しかし、名古屋にとどまらず、全国で創意工夫された個性的な小倉トーストのレシピがたくさん紹介されています。 アイスクリーム、ホイップクリーム、ジャムやフルーツがトッピングされたものや、スライスチーズと一緒にサンドしてみたりと、挙げればキリがありません!

そこでここからは、小倉トーストをベースにアレンジしたレシピを三品紹介させて頂きます。すべて食しましたが、本当に美味しいですよ。

『シンプルイズ小倉トースト』

 トーストした食パンにバターを適量塗り、その上にお好みの量のあんこを塗ります。 そして、最後にフランス産のロレーヌ岩塩やゲラントの塩など、旨みの強い塩を全体にひとつまみふりかけます。 旨みの強い塩を振りかける事であんこの旨みや甘味がより引き立ちます。 沖縄の藻塩などでもおいしいですよ。

其ノ一
美味しいパンの厚みとは?

 初めまして、私、長井隆二と申します。少しだけ自己紹介をさせて頂きます。職場では丸坊主の姿から「和尚」と呼ばれることもあります。普段は製造に携わっていますが、時々、百貨店様等での催事で販売もさせてもらっていますので、もし、どこかで見かけたなら是非、気軽に声をかけてやって下さい。

 この度コラムを書くにあたり、皆様に何をお話しするかいろいろと考えました。販売をしていると、よくお客様とお話しをさせてもらいます。その中でお客様からよくされる質問や、こちらからご提案させて頂いたパンの美味しい食べ方などをお伝えしたいと思います。

 今回は皆様にシンプルにトーストとして召し上がって頂く時の食パンの厚みについてのお話しをさせていただこうと思います。

 当店でおススメしているのは、4センチの厚切りで冷たいバターをのせて食べること。これがとても美味しいのですが、他の厚みだとどんな感じになるのかをよく聞かれます。

 実際、東京からお土産でパンを買いに来られたお客様からは「そんなに厚切りで食べたことがないです、ふだんは薄切りで食べるから、薄切りにするとどんな感じなのか教えてほしい」との問い合わせもありました。

 昔ほどではないですが、今も関東と関西ではトーストの厚みに違いがあるようです。

 全国的には6枚切り(2センチ)の厚さが主流ですが、関西では厚めの5枚切り(2.4センチ)が一番人気です。 関東では、それより少し薄めの6枚切りが人気のようです。8枚切り(1.5センチ)も関東では当たり前に並んでいます。関西では、最近ちらほら見るようになったくらいでしょうか。 逆に4枚切り(3センチ)は関西ではよく見かけますが、関東ではあまり見かけません。

 この違いについては諸説ありますが、厚切りをトーストすると外はサックリ、中はふんわり・もっちりとした味わいが楽しめるため、もっちりとした食感が好まれる関西では厚切りが好まれるようです。
 一方、薄切りをトーストするとサクサク・カリカリの味わいが楽しめるため、サクサクとした食感を好まれる方が関東には多いと言われています。

 とはいえ、最近のお客様は様々な食べ方をされるので、東西の差も昔ほどではないと思います。

 では、当店の食パンを8枚切りにスライスしたらどうなるのでしょうか?

 ものは試しと、いざトーストしてみると驚くほど軽い食感でした。 もともと当店の食パンはとても軽い食感とくちどけですが、さらに軽くなっていてゴハン党の私でも何枚でもバクバク(麦麦?)いける位でした。

 そのままトーストした8枚切りもとても美味しいのですが、ひと手間加えてピザトーストのように具材をトッピングし、少ししっかり目にトーストするととても美味しいです。食感とくちどけが良い分、食材の邪魔をしません。

 逆に、5㎝の厚切りはどうなのかもあわせて検証してみました。これはこれで美味しいのですが、ボリュームがありすぎてこれだけでお腹がいっぱいになってしまいました。

 どうやら厚切りについては、当店おススメの4センチが一番バランス良く味を楽しめるようです。 これは私の感想ですので、皆さんも色々な厚みを試して自分のベストを見つけて頂ければと思います。

 今回はパンの厚みについてお話しましたがトースト以外の食べ方なども今後ご紹介できればと思います。最後まで読んで頂きありがとうございました。